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植物由来プラスチック・グリーンポリエチレンの販売拡大
- 2017.09.29
~取扱数量拡大に向けたBraskems社との販売代理店契約更新~ いすゞグループで新規採用
当社は、長年の取引関係及び資本関係にある南米最大の化学メーカーのBraskems社から、同社が製造するサトウキビを原料とする環境にやさしい植物由来プラスチック「グリーンポリエチレン※」のアジア・オセアニア地域における販売代理店権を2012年に獲得し、各方面へ販売を展開してまいりました。一方、日本政府はパリ協定締結に際し、CO2削減策のひとつとして、植物由来プラスチックの普及を掲げており、目標使用量を2020年76万トン、2030年197万トンと設定しています。
斯様な背景の中、当社は今後の需要拡大を見込み、グリーンポリエチレンの販売代理店契約を新に3か年延長、取扱い数量をいっそう拡大する契約を締結致しました。
最近の需要拡大の具体例としては、いすゞグループの包装・梱包会社であるアイパック株式会社での採用が決定しております。CO2排出量の削減を目的として、海外向け自動車組立用品の包装用ポリ袋の大部分を、従来使用してきた石油由来製品からグリーンポリエチレン製品配合へと刷新していきます。
当社はこれまで、食品用フィルムやレジ袋など、主に一般消費者向けの製品を開発してきましたが、パリ協定締結以降、企業の環境対応が加速する中、ますます産業向けニーズが高まってくることが予想されます。
今後、グリーンポリエチレンの更なる展開に向けて、「樹脂加工メーカーとユーザー企業とのマッチング」、「アジアの包装資材メーカーとの協業」、「環境×環境(森林保全としての活用)」をコンセプトとし、当社は新たなニーズを開拓しながら持続的開発が可能な低炭素社会の実現に貢献してまいります。
(※)グリーンポリエチレン
Braskem社の登録商標。主にポリ袋やプラスチック容器の原料となる植物(サトウキビ)由来のプラスチック。サトウキビの生育段階でCO2を吸収しているため、廃棄物として焼却される際のCO2をゼロカウント(カーボンニュートラル)されることで、製造・輸送工程のCO2を含め、従来の石油由来ポリエチレンに比べて、最大でCO2排出量の70%削減を実現します。
So green® は、双日プラネットの登録商標です。
アイパックの会社概要
会社名 | アイパック株式会社 |
設立 | 1997年7月 |
所在地 | 神奈川県藤沢市円行二丁目19番5 |
代表者 | 代表取締役社長 大田英輔 |
事業内容 | 各種自動車部品の包装/梱包業務 |
ウェブサイト | http://www.ipack.co.jp/ |
ブラスケムの会社概要
会社名 | BraskemS.A |
設立 | 1979年 |
所在地 | ブラジル・サンパウロ市 |
代表者 | CEO Mr. FERNANDO MUSA |
事業内容 | 石化樹脂生産 |
ウェブサイト | http://www.braskem.com.br/usa |
リリース・商品に関するお問い合わせ
包装資材本部 担当:大八木(おおやぎ) TEL03-6871-2253
以上