中国自動車部品のバリューチェーン拡大

中国自動車部品のバリューチェーン拡大 ~武漢高木汽車部件の第2工場新設~

 当社は中国における自動車用樹脂製品のバリューチェーンを拡充すべく、自動車部品メーカー㈱タカギセイコーとの合弁会社、武漢高木汽車部件有限公司*(湖北省武漢市)の第2工場を新設し、現在の生産能力を1.5倍に引き上げます。同社はリヤスポイラーやガーニッシュなどの自動車用樹脂部品の製造・販売を行っており、第2工場は第1工場に隣接する形で配置、2016年9月に生産を開始する予定です。投資額は約7億円、同時に武漢高木汽車部件の資本金を2倍に引き上げます。

 ㈱タカギセイコーと当社は、2005年2月に高木汽車部件**(広東省佛山市)を設立し、自動車用樹脂部品の生産・販売を開始しました。その後、武漢地区の自動車市場の拡大に対応すべく、2014年4月に武漢高木汽車部件を設立、 同年11月に操業を開始しております。

 中国における日系メーカーの2015年自動車販売台数は、前年比8.7%増と好調を維持しており、中国全体の販売も1600cc以下の小型車減税策や多目的スポーツ車の好調な販売に支えられ、2015年の自動車販売台数は前年比52%増の622万台に達しています。中でも、武漢地区における自動車生産台数は2020年までに現状の約3倍の300万台に達する見込みで、今回の新工場設立により旺盛な需要に対応してまいります。

 当社は中国において、合成樹脂材料、加工用金型製造、樹脂成形品加工に至る自動車用樹脂製品のバリューチェーンを有しており、華北、華東、華南にコンパウンド加工拠点、華南に金型生産拠点、武漢と佛山に樹脂成形加工拠点、華南にはこれらの販売拠点があります。さらに、本年7月には双日グループ100%出資の販売会社である双日塑料(深圳)有限公司が武漢に分公司を設置し、日系のみならず非日系も含めた内陸市場を開拓していくとともに自動車用樹脂製品バリューチェーンの更なる拡大を目指してまいります。

会社概要

会社名 武漢高木汽車部件有限公司
所在地 湖北省武漢市漢南区紗帽街興四路150号
設立 2014年4月
資本金 US$ 620万
出資構成 高木汽車部件(佛山)有限公司 75.0%
 株式会社タカギセイコー 16.5%
 双日プラネット株式会社 8.5%
会社名 高木汽車部件(佛山)有限公司
所在地 広東省佛山市南海区松崗松夏工業園創業路
設立 2005 年2 月
資本金 US$ 1,220 万
出資構成 株式会社タカギセイコー 66%
 双日プラネット株式会社 34%

以上

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